ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第13巻より

2021年(令和3年)2月27日 ベストグループ東北一日研修 ③

ここで、少し理論を勉強します。人間は、一時的には幸せを体験します。そして、人間だけに苦しみを与えられたのです。人間は物質だけでは満足しないように創られたのです。

たとえば、お金を手に入れたら、その時は一時的には幸せを体験しますが、今度はお金を維持することに不安になってきて、「お金が無くなったらどうしよう」と不安を覚えるのです。

体でも、健康なうちは何とも思いませんが、一度病気になったら不安になるのです。家族を持つと、家族のことで悩み、苦しむことが増えるのです。

ですから、人間だけに苦しみを与えられたのです。他の生物は、苦しみがあまりないのです。多くの動物は、食べたり飲んだりするだけで生きています。

動物は家族のことで悲しむのは一時的であって、家族が亡くなったら置いていきます。人間は、たとえば子供が親よりも先に亡くなったら、親はずっと悲しんでいるではないですか。人間だけに永遠に苦しみを与えられたのは、「人間社会で満足してはいけない」という意味なのです。ここに真の教えがあるのです。

「真理を知らずして人にあらず」。これは、私の育ての母の言葉です。育ての母は、私が二歳半の時から「晃弘、真理を知るために人は生まれたんやで」と教えてくれたのです。

「お母ちゃん、真理って何や?」と聞いたら、「お母ちゃんもよく知らないんやけど、真理を知ることが人間の生まれた目的や」と教えてくれました。おそらく昭和二十二年くらいの時に聞いた言葉です。

戦前の小学校、中学校、高校、大学の校歌には、真理という言葉が入っていませんか。真理とは本当の教えということです。真理を知って、初めて人生が完成するのです。

教育基本法にも「真理と正義を希求せよ」と書かれています。正義の心がなければ真理が分かりません。つまり、社会や人の役に立つ方だけが、真理を理解できるように創られているのです。

インドでは、真理を教える方は真の指導者と言われています。私はインドへ二十七年間行き続け、最高の御方のもとで努力してきました。長い時では八カ月間、インドで努力しました。

私の愛する御方(おかた)は、最高の存在が命として人間の肉体に直接御入りになった方で、インドでは最高の存在の御方と言われます。インドでは、その御方を知らない方はいないほどです。

四十八歳の二月に初めてインド行かせていただいた時に、真理その御方、最高の存在の御方が、私のような者を待ってくださっていたのです。「よく来た、待っていた。会社を潰しかけたのは私だ。そうでもしなければ、お前はここに来なかったであろう」と、ある方を通して仰いました。

事業家時代に成功させてくださったことも失敗したことも、人生で色々なことを経験しても、この御方の御陰様で守られて導かれてきたのだと、やっと分かりました。

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